映画『ラプラスの魔女』感想とレビュー

2018年12月23日日曜日

映画

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今日の映画はラプラスの魔女。

嵐の櫻井翔×広瀬すず主演、原作が東野圭吾ということもあり話題性は高かった。

特報が流れたりエンタメニュースで取り上げられたりしたので、目に触れてはいました。

東野圭吾さんの映像化作品はいくつか観ていましたが…ラプラスの魔女は映画館に行ってまで観る気が起きず、レンタルで視聴。

ブルーレイはやっぱり超綺麗。




作品情報

監督:三池崇史
脚本:八津弘幸
原作:東野圭吾「ラプラスの魔女」
製作:坂美佐子、前田茂司
製作総指揮:山内章弘
出演者:櫻井翔、広瀬すず、福士蒼汰ほか

あらすじ

離れた場所で二つの死亡事件が連続して発生し、両方同じ自然現象の下での硫化水素中毒死だと判明。さらに死亡した二人は知り合いであることがわかり、警察は地球化学の研究者である大学教授の青江(櫻井翔)に協力を依頼する。青江は事件性はないと考え調査を進めていると、そこに円華(広瀬すず)という女性が現れ……。
引用元:シネマトゥデイ



予告をきちんと観ていなかったのと、原作を読んでいなかったこともあって、まったく知らないゼロの状態で観たのですが、

モヤモヤっとした、映画です。

ドラマW『変身』のような、見終わったあと胸のあたりが妙にモヤッとする、スッキリしない感じが残ったんです。

(映画『変身』は観ずじまいで、原作も読んでません)


面白くないわけではないんだけど、中途半端。

スタートダッシュが長続きせず失速し、最後巻き返すが息切れしながらゴール、みたいなそんな感じです。



なので、私の評価は☆☆



出だしから発生した竜巻に巻き込まれた母親が、娘の前でいなくなるのは衝撃的だった。

しかもその一瞬登場して消える母親を檀れいが演じていた。もう少し登場するかと思ったけど、再登場は幼少期の竜巻シーンのみ。

娘は母が大好きだったというシーンがないから、ラプラスの魔女になろうと選択した円華の気持ちが弱いように感じた。



ラプラスの悪魔(魔女)の手術についても、手術をしたというだけで、具体的な部位については分からず。

国家機関で取り組むんでる研究なんですよね? (国家圧力があるんだから)もっと徹底的に描写しても良かったんじゃないのかな。



例えば、

映画『秘密 THE TOP SECRET』のような、ワクワク感が欲しかった。



嬉しかったこともありました。

いつも怪演でキラキラして個性的演技全開の高嶋政伸が出演していたことです!



怪演ではなく、円華のボディーガード武尾徹。寡黙ででも、ちゃんと優しさを感じました。

さすがMr.高島政伸!

悪くはないんだけど、もったいない…。



破綻した映画監督甘粕を演じる豊川悦司が、色気のある男役とはまた違った役で、新鮮でした。枯れ具合も良きかな。



映画が現実の延長線になってて、精神崩壊して狂乱している様がすごく良い!

水城の妻千佐都(佐藤江梨子)を杖で殴り倒すシーンが鬼畜過ぎで、流石に殴ったり足蹴にされる千佐都は可愛そうでした。



千佐都が謙人に手を貸した(利用した)ことも描写が弱い。

点同士が繋がらないというか、千佐都が協力する理由がしっくりしなかった。



中岡刑事(玉木宏)は事件について仮説を立てて動いているのに、動きっぱなしで突然場面が変わるし、物語の展開であまり重要視されていなかったように思う。

最後に研究所へ訪れるシーンや、仮説を話すのも、唐突では? 違和感しかなかった。



手術によって後天的に予測の能力を得るという設定は面白いし、その能力を使って復讐するというもわかるが、設定が前に行きすぎていて肝心の描写が追いついていないように思いました。



せっかくなので映像特典を全部観る。

予告や特報、スポット映像の作りはさすがに上手いですね。

特に特報1の作りは良かった。

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