ここまで魅せる?ナムギル出演映画『美人図』感想レビュー

2018年12月31日月曜日

映画

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こんにちは、みーさんです。
映画『花、香る歌』に引き続き、キム・ナムギルssiが出演ということで、またもや不純な動機で映画を選びました。

気がついたら、ナムギルssiにどハマりしてしまい…1作ずつ出演作をチェックしております。

『美人画』は、各映画サイトでの評価は良かった一方で、映画批評家の評価は辛口より酷評。

実際のところ、どうなんでしょう。
そんなわけで、今回は『美人図』を観てみました。
感想のみ、ネタバレなしです!



作品情報

制作年:2008年
制作国:韓国
監督:チョン・ユンス
出演:キム・ミンソン、キム・ナムギル、キム・ヨンホ他



あらすじ

亡き兄に代わり、7歳のときから男として育ったシン・ユンボク(キム・ミンソン)。絵画の才能を見いだされ、画家として生きていたある日。ガンム(キム・ナムギル)と出会ったことから、シン・ユンボクの女の一面が開花する。ほとばしる愛を絵筆にぶつけるシン・ユンボクを見た絵の師匠、ホンド(キム・ヨンホ)は、彼女の秘密に気付いて……。
(シネマトゥデイ)



感想

評価に納得、私は☆3.2
内容は愛憎劇。
深く考えないで観たので仕方ないんですが…
実在したシン・ユンボクを、男性から女性に設定変更して作った作品であり、公開当初際どいシーン多数で話題になったようです。
(リアルタイムで観てないし、情報調べたりもしなかったから)

確かに際どいシーンがいっぱいでした。
妓楼で女人同士の体位を両班の前で披露したり…
これでもかと言わんばかりに、しつこいくらいの絡みが続いてました。

多用し過ぎて、ちょっと目のやり場に困ったりもしたけど、1人で観るには良いけど誰かと一緒はチトキツイかもしれない。
私は1人観を推奨します。

幼いころから男装して絵師の道を歩むユンボクですが、出だしから大変だった。
父上! 怒り狂って何故娘の韓服をむしり取る?
上着を脱がせる必要はあったの?
娘が全部悪い! と、罪の意識を植え付けるのもどうかなって思う。

この時代もやはり男尊女卑で、女に生まれただけの理由で好きなことを諦めなきゃいけないんだからツライよね。

それ以外にも身分制度があるわけで、とにかく生きにくい時代に変わりはない。

翎毛図(れいもうが)を描く姿が度々登場する。
ドラマ『師任堂、色の日記』でもよく描かれていたので、馴染みのある画だったから、なんだか懐かしく感じた。
(そのドラマも、女人が絵を描く話しです。)

自分を偽って生きるユンボクは、鏡売りのカンムに出会って風俗画と女性としての悦びに目覚める姿に、ふぅ…ってため息をつきたくなった。
複雑な生き方をするユンボクに寄り添うカンムが、ナムギルssiの笑顔が印象的でした。

ユンボクの師匠であるキム・ホンドが2人の情事を覗き見してるのにはびっくりした。
師匠、ストーカー?
弟子を愛してしまったようだけど、想いは叶わないし…ドロドロ4角関係。
キーセンは師匠を好きだし、自分の想いが叶わないからってあの手この手で師匠が想いを寄せているユンボクの背中を押してみたり。

女の嫉妬って怖い。男の嫉妬もだけど。

師匠が弟子に無理矢理…表現方法、他にもあったと思うし、暴力的で過度だったと思う。
欲望と行き場のない気持ちをぶつけたのはわかるけど、このシーンはやりすぎ。
評論家の辛口評価はやや納得で。

師匠、弟子、愛しい人。
すべての関係が消えて、やりきれない気持ちが残りました。
最後がやや消化不良。
図画署追放後、没年不明。ユンボクの資料が後世に残ってないのも関係してると思いますが、スッキリしなかった。

楽しむために

ナムギルssiが好きな人は、奇声を上げる内容なので注意しましょう。
映画自体は、春画と女に目覚めていく過程と、愛しい人を失うまでを注視して観ると楽しめると思います。




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