純愛映画の『花、香る歌』感想ネタバレあり

2018年12月28日金曜日

映画

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現在放送中のドラマ、医心伝心で主役を務めるキム・ナムギルssiが出演しているから、という不純な動機で観てみました。

作品情報

原題:桃李花歌 The Hymn
製作年:2015年
製作国:韓国
配給:CJ Entertainment Japan
上映時間:109分

出演:スジ、リュ・スンリョン、キム・ナムギル他


感想


私評価は☆4つ!
切な過ぎるよね。
スジssiが、可愛い! いや、美人か。
パンソリが好き過ぎて、唄い手になりたいチェソンが逆境に負けず、弟子入りできたときはもう、

「男尊女卑の時代だけど、理解してくれる人もいて、世の中捨てたもんじゃないな」
…と思いました。

厳しい稽古に負けず、才能を開花させるのと同時に、女性として魅力を増していくチェソンと、彼女に惹かれていく師匠。
チェソンは最初、師匠を父みたいに思ってたんじゃないかな。

チェソンの父親は母を捨てたとか…
(母はキーセンで、恐らく父親は両班だったのかな?)

親子くらい離れているのに、パンソリを通じて距離がだんだん縮まっていって、2人の間の淡く踏み込むことができずにいる姿に、見ているこっちがキュンとした。

何度か、危険じゃね…?

って思ったけど、余計な心配だった(笑)

好きだナムギルssi

大院君を演じるキム・ナムギル。
ドラマ医心伝心でしか彼を観たことがなかったけど、この映画ではまた雰囲気の違う役でした。

相変わらず良い味出てますなー。

チェソンを師匠から奪い、彼女を寵愛しようにも想いに応えてもらうことができなかったのは、チェソンの想いが初恋だったこともあるのかな。

権力者って怖いよね、人の気持ちなんて関係なく欲しいモノは何としてでも手に入れる!
権力最高と言わんばかりだよ…。

チェソンが師匠にしたためた文を、大院君が読んで火にくべる姿は哀愁漂ってるし。
燃やしても、チェソンの愛する気持ちはなくならなかったし、師匠の気持ちも同じだったみたい。

失脚したときの表情は可哀想としか言えなかった。
自由になったチェソンが、師匠と再会叶わなかったようで(映像見る限りね)
切なかった。

これから下はネタバレになります。↓





ネタバレ


朝鮮時代末期、幼くして母を亡くしたチェソンは、パンソリに出合い生きる力をもらう。

いつしかパンソリの唄い手になりたいと思いながら、妓楼で下働きをしながら桐里精舎の練習を盗み見ていた。

女性はパンソリになれない掟があっても、チェソンは諦めなかった。

男装してまでパンソリになりたがるチェソンに、稽古をつける師匠シン・ジェヒョは才能を見出していく。

師匠と弟子の関係が、春香伝のチュニャンとモンニョンのような純愛に変わっていくが、大院君がチェソンを寵愛したことにより、2人は引き裂かれてしまう。

大院君の失脚で、チェソンは自由の身になる。雪が降る中、チェソンはジェヒョのいる桐里精舎に急ぐ。

純愛映画また観たい

基礎知識ないと厳しい、残念などのクチコミがありました。
確かにわからない部分もありましたが、パンソリを諦めないヒロインの姿を見ていれば、置き去りにされることはないと、私は思います。

韓国時代ドラマをいくつか観ていたので、映画の時代背景はあまり気にならなかった。
パンソリを知りませんでした。
この映画を通して、パンソリって何? を知ることができたので、得たものはゼロではなかったと思う。

年の差恋愛について賛成反対、賛否両論あると思いますが、チェソンとジェヒョ2人の場合は恋ではなく愛だったのではと思います。

恋っていいですね。

作中に登場する春香伝は、昔CLAMPの漫画『春香伝』を読むと理解が深まるように思います。
花、香る歌。良い映画でした。また観たいです。







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