フラジャイル 病理医岸京一郎の初見。
8巻まで読んでいましたが、しばらく放置していたら、いつの間にかコミックが12巻まで発売になっていました。
医療関係のマンガ・映画・ドラマは医者が主役という作品が多くありますが、病理医というのはあまり(ほとんど?)見かけないように思います。
だから新鮮な感じがして面白かったです。
今回は9巻から12巻までの感想
9巻では岸先生がなぜ病理医になったのかがわかります。
登場人物の苦悩する姿やぶつかる壁とか、思わず共感してしまう。 別に共感しようとは思ってもいないんだけど…。
病理と言う専門的分野でありながら面白い。
診断も治療もできなくて、辛い思いをした岸先生が病理医になったのはごく自然な流れだった。辛い過去があったからこそ、病理医として異様というか異常というか、もう病理医しかない、これしかないという状況だったから、岸先生は天才的な病理医になった。
やっぱり、覚悟の違いなんだろうなー。
9巻10巻、小児癌患者
悲しい、辛い内容です。子どもなのに、大人の顔色を伺って表情を作ってしまうハル君の姿に、読んでいるだけで胸が苦しくなってしまった。
食堂でランチしている宮崎先生と火箱さんの会話が恋バナじゃなく、新薬承認の偽造トークって一体…
完全仕事人間じゃないの。まだ若いのに…。
火箱さんが間瀬さんにお願いして、ハル君をガンの治験に参加させたり、間瀬さんの闇が深い…
けどハル君が治験参加できるようになったし、今まで我慢してきた彼が、年相応に両親の前でワンワン泣いた姿に涙腺崩壊しました。
子どもは我慢しちゃイカンよ、我慢されると親はツライです。
岸先生も、ハル君のおかげ(?)で過去に向き合って謝罪もできたし(許されてないけど)
少しずつ、気持ちに整理がつくといいな。
11巻、謎多き間瀬
間瀬さん、あなたただ者じゃないね。
間瀬の一面を見ることができましたが、謎が多いことに変わりはない。
仕事できるし、社員のことよく見てるし、最強な上司だと思う。
今回のエピソードで、間瀬の人脈が広いことがよくわかります。
できる人なのに、なぜビフィズス製薬に再就職するんだろうと思いましたが、彼は彼なりに医療業界の未来のために、違う形でアプローチしていくみたいですね。登場回数が増えるのに期待したい。
12巻、宮崎先生覚醒
病理医として、自分のスタイルを掴みかけていきます。
お腹空かない、眠たくないみたいな事を言ってるし、ハイになるのも良いけど、診断しながら鼻血出すとか、宮崎先生大丈夫? 読みながら心配になりました。
宮崎先生、岸先生に続いてスゴイ病理医になって下さい。成長が楽しみです。
今回も、大変胸に響くお話しばかりでした。フラジャイル、アニメ化して欲しいなぁ。手術シーンとかないから良さそうだけど、そういう問題じゃないのかね。
次の新刊は来年かー待ち遠しい。
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